質問力を鍛える
学校の勉強はただその単元の知識をつけるということだけではなく、人間が生きていくうえで必要な力を鍛えてくれると思っています。
今までのブログでもいくつかそういった人間の「能力的な部分を鍛える」ということに触れてきましたが、、
今日は質問する力について、、、
早速ですが小学生の質問で多いのは、、
「先生わからんから教えて」
と答えをそのまま聞こうとする生徒
言葉でそう伝えてくれるのならまだ良い方で、
「先生」
と呼ぶだけ、、、どの問題がわからないのか示しもしない子もたくさんおります。
何の問題がどうわからないのか自分でまずは説明する。
そこから教えていかなければいけません。
小学生に多いと言いましたが、正直中学生でもそんな低レベルな質問しか出来ない生徒は山ほどいます。
まあ質問の仕方など教わっていないでしょうから当然と言えば当然なのですが、、、
そして、ご丁寧に問題文を全文読み上げてくれる生徒もいますが、これも低レベル。
問題文は読めばわかります。
おそらく生徒が読み上げるよりも何倍も速く読み終わります。
まあそれは生徒のやさしさとして受け取ったとして、、、
問題文を読み終わって、、、ん??、、で???何?
問題文を読んで、質問終了、、、
だとしたら、答えをそのまま聞き出したいだけという小学生の質問と同レベルです。
そのあとが大事!いやむしろ問題文は読まなくていいからそのあとだけでいい!
自分は今何が理解できていなくて何を聞きたいのか!
そこを聞くのが質問です!
そこを伝えてくれれば、より効率的に、より聞きたいことに絞って説明出来て、質問した側にとっても有意義な返答がかえってくるはずです。
ただ「わからない」と言ってくるだけの質問だった場合。
1から100まで、すべてを説明しなくてはいけない。
質問した方も、「いやそこを聞きたいわけじゃない、、、」となってしまいますよね、、
これは勉強に限らず、コミュニケーションをとる時には本当に大事なことだと思います。
相手に自分がどうしたいかを伝える。
相手にどう動いてほしいかを伝える。
より効率的に伝えるにはどうすればよいか考え、工夫し、言葉にする。
学校の勉強でそれが鍛えられます!
簡単ではありません。
だからこそ、今から練習して鍛えていけばいいんです!
将来どんな職業に就いたとしても、人とのかかわりを一切断ち切ることは不可能です。
そもそも社会とは人と関わることそのものだからです。
そんな中でも、コミュニケーションがちょっと苦手、、という人はいるでしょう。
でも、苦手だからそこを諦めてしまうというのは違うと思います。
小中学生なら、まだまだ鍛えられるはずです。
先天的な理由でそれが難しい方もおられるでしょう。
それでも、コミュニケーションをとるということは絶対に必要なこと。
諦めずに少しでも鍛えることで、その能力は向上すると私は思っています。
簡単なことではありませんが、、、個人差もありますが、、、
今から鍛えておくことで、少しでも将来役に立つ時が来るはずです!
質問一つにしても成長できるチャンスは山ほど転がっています。
まずはそれを子供たちに気付かせてあげること。
そして気付いたら、失敗してもいいからとにかくチャレンジして鍛えられる環境を整えてあげること。
聞くだけ、見るだけ、気付くだけでは何も変わりません。
そこから何度も実際に行動に移して、失敗を繰り返して鍛えていくことが大事!
たかが勉強、されど勉強!