小学生の指導方法
今日はめずらしく小学生の指導に関してのお話を少し、、、
小学生を指導していての「あるある」なのですが、、
わからない問題に直面すると思考停止して、集中力もやる気もすべてなくなってしまう、というものです。
小学生に限らず、中学生も高校生も結構あるかもしれませんが、、、
そんな時は解き方や考え方を生徒が理解しやすいように丁寧に教えていく事が大事ではあるのですが、TORii塾ではすぐに教えてしまうという事は絶対にしません。
小学生に対しても自分でしっかりと考えてみるという事を必ずやってもらいます!
一度わからないと思ってしまうと、「考えてもわからんし」とか、「今考え中だから」と考えているフリだけしてボーっとしだしたりと、考えること自体を拒否したくなってしまいます。
その段階ですぐに解き方や考え方を教えてしまうと、「考える力」が育ちません。
考えなくても聞けば答えがわかると思ってしまうと、自分で答えを出そうとしなくなって、考えることをしなくなってしまいます。
ですのでどんな問題でも必ずもう一度問題を読み直したり、計算をし直したりしてもらいます。
この段階で結構出来たりもします。
出来ないと決めつけて考えていない、甘えているだけのパターンですね。
もう一度やってみたけどそれでもわからない、出来ない場合はヒントを少しずつ出していきます。
そのヒントの出し方も重要で、しっかり自分自身で考えたうえで答えにたどり着けるようなヒントを出なければいけません。
子供たちにとって出来ない事を考えることは非常に面倒くさい事で、かなり嫌がりますが、それでもやってもらいます。
そしてそれを繰り返していくうちに、何も言わなくてもしっかり考えられるようになっていきます!
その考えることが面倒くさくてやめていく生徒もいますが、「答えを導くために考える」という事は勉強に限らず絶対に必要な事で、この塾では中学生に対しても小学生に対しても絶対に外せない指導法のひとつになります。
正直な話、こちらとしても考えさせずに、答えやすぐに答えにたどり着けるようなやり方を教えてしまった方が楽です。本当に断然!楽です!!
しかしそれでは本人の力には全くなりません。
問題に直面した時に、自分で解決するために考える!
どうすればよいのか、こうしてみよう、ああしてみよう、これはダメだな、じゃあ次はこっちで行こう、、、
一見無駄に見えて、そして遠回りのようなことでも、それを経験して次の行動につなげられればそれは無駄ではなくなります。
そして何よりも自分で経験したことだからこそ、見たり聞いたりしただけのことよりも信憑性もありますし、本当の実力としてしっかり自分に定着してくれます。
「答えを聞かれてもすぐに教えない。」
ある意味これが究極の教育ではないでしょうか!!