アクティブラーニング!!
富山市内の小・中学校では本日と明日授業参観があるようです。
私も小学生の娘が二人おりますので午前中は保護者として授業参観に出席!
我が子が通っている小学校は、2学年が同じクラスの複式学級が二組あるくらいの田舎の小さな小学校なのですが(私もそこの卒業生)、複式学級と言っても10人程しかいないので基本的には一人の担任の先生が2学年分の授業を行っておられます。
サポートについてくれる先生もいるのですが毎回というわけでは無いようで、同じ空間で違う学年の違う単元の授業を行うというのは、なかなか時間の使い方や授業の運び方、組み立てが難しそう。
そこでどうやってスムーズに授業を進めていくのかというと、
「生徒が先生代理となって司会進行を務める」というものでした。
この試みは本当に素晴らしいと思います!以前からあったのかもしれませんし、すでにいろんなところで実施されているのかもしれませんが、すみません私の勉強不足でした。ここからは保護者目線ではなく完全に教育者目線になってしまったのですが、、
アクティブラーニングが10年ほど前から言われ始め、今では各小中学校も当たり前のように謳ってはいますが、実際のところはそこまで学習の向上という意味では機能していないのではないか、、と私は個人的に思っていました。
今日の授業参観で見たその先生代理というものはそのアクティブラーニングのもっともよい手法ではないかと思います。
生徒が日替わりでその日進める授業の司会進行を務める。
その為にはおそらく事前に担任の先生と打ち合わせ、作戦会議をし、役割分担や、生徒に伝えるための工夫を生徒自身が考えることが出来る。
その為には教える内容は自分でしっかり理解できていないといけないわけで、内容理解、学習意欲、創意工夫が必須となります。
そしてその先生代理でない子たちもものすごく協力的に授業を聞いて、時には助けてくれたり、そこでまた議論して、より学習の質が良くなっていたように感じました。
いやー本当に素晴らしいと思います。
一昔前の先生が教壇に立って生徒達に一方的に指導を行う受動型の授業から、
生徒たち自身が参加して授業を組み立てていく能動型、自主参加型の授業へ!
人数の少ない小さな学校だからこそ出来る授業ではあるのかもしれませんし、小学1.2年生にはまだ難しいかもしれません。
更には事前準備も必要になってくるので教員の方々の負担も増えるかもしれませんが、複式学級をうまく回すためという以上に、生徒達が学べることはかなり多くなると思いました。
もちろん良い事ばかりではないでしょう。人前に出るのが苦手な子、大きな声を出すのが恥ずかしい子、そんな子にとってはかなりつらい授業になり、もう学校行きたくないという子も出てくるかもしれません。
授業も思い通りのペースで進められず遅れてしまったり、生徒同士での教えあいで十分な指導にはならず新しい単元が理解できるわけがない、と保護者からのクレームが来たりするかもしれません。
それでも子供たちが学べることは勉強の内容以上にあると私は思います。
この授業形式をぜひ継続して確立していって欲しいと勝手に思って授業を見ておりました。
賛否両論あると思いますが、私はこのやり方は大賛成です!
自分の指導の仕方にも取り入れられることがないか、参考にしたいと思います。
塾内の指導とはかなり離れた話になりましたが、、、離れついでに、何人かの方からはすでにご連絡いただいたのですが、私がちょこっとテレビに出ておりました!
教育関係とは全く関係のない事にシャシャっているのですが、皆さん結構テレビ見てますね、、(^^;)
それはさておき、明日も塾は開いています!
今週、来週と土日はフルオープン!
みんなのやる気応援します!