自分で工夫することの難しさと重要性
TORii塾では課題の直しを徹底的に行っております。
直しをするまでは勉強ではなく単なる作業。その作業も効率よく進める必要があったりするわけですが。
問題を解くという段階では、わかる問題とわからない問題を仕分けする作業でしかありません。
問題を解くというのはアウトプットの練習でもありますが、それは問題を解くにあたって制限時間を設けたり、見直しをしっかりするなど、ちゃんとテスト形式を意識した時にしっかり鍛えられるもので、それはまた別の機会に鍛えるという事で、今はとりあえず置いておきます。
自力で問題を解き、わからないものは調べたり、時には答えを見て答えを写してもまったくかまいません。
えっ答えを丸写ししても意味ないやん!!
確かに丸写しするだけでは意味がありません!!ですが、今もっと重要視してほしい事は答えを見てしまう事ではなくて、その後、いかにしてその解らない問題を覚えるかの方が重要です!!
ではどうすれば覚えられるのか考えてみましょう。
教科書や辞書を調べて答えを見つけ出す。
誰かに質問して答えや解き方を教えてもらう。
二つとも正しいですよね。確かに間違ってはいませんが、TORii塾ではそのやり方はお勧めしません。というよりはそのやり方は全否定させてもらいます。
直しをする目的はあくまでも先ほども言いましたがしっかり覚えて、数後日にあるテストで、自力で解けるようにすることです。
調べただけ、質問しただけで、その場で理解できていたとしても、それを長い記憶にしなければその場の自己満足でしかありません。
自己満足でいいのなら答えを見るのとほぼ一緒です。その場で答えだけを見るだけなのですから。むしろ悩んだり調べたり質問したりする時間が省けるので、答えを見た方が効率は良いとさえ思います!
それでは答えがわかった、理解できた後どうするべきか、まずは必ず書くことです。
塾内には自由に何枚でもルーズリーフを使えるようにしてあります。
そのルーズリーフを個別でファイリングできるようにもしてあるのでまた見返すことも出来ます。
基本的にはそのルーズリーフにひたすら何回も解き直したり、練習したり、まとめ直したりといったことをしてもらいます。
ですので、前述したように問題を解く段階で調べたり質問したりするのであれば、その時にすぐに書きのこさなければ絶対に覚えられません!
質問するだけしてその場で理解できた気になって、満足してしまい、いざ後日同じような問題、もしくは全く同じ問題をやってみると出来ない!という光景は本当に嫌というほど見てきました。
もう一度同じ問題をやっても出来ないと、勉強したことが無駄だったと感じたり、何回やっても無駄だと諦めてしまう事にも繋がりかねません。
そうならない為にも、記憶を少しでも定着させておくことが必要になってきます。
一回の直しで完璧にすることは難しいですが、少しでも効率よく記憶に残るようにする工夫は絶対に必要です!!
その工夫はその人の覚えやすい方法だったり、まとめ方だったり、人それぞれ違います。
自分で考えて、自分に合った直し方を作り上げなければなりません!!
そうはいってもゼロから直し方を考えるのはなかなか絶望的ですので、まずは色々な直しの仕方をアドバイスして試してもらいます。
その中から自分で良いと思ったものを丸パクリしたり、さらに改良を重ねることで自力で理想の直しにたどり着いて欲しいと考えています。
一つだけはっきり言えることは、ただ作業的に書くだけではなく、どうやったら覚えやすいだろう、理解できるだろう、という事を考えながら、自分に合った直しの仕方を見つけていくという事が一番だという事。
それを中学生のうちにある程度出来るようになっておけば心強い事間違いなしです。
工夫をしていくということ自体が考える力そのものを鍛える事にもなりますし、ただ暗記して詰め込むだけではなく、頭を使った直しで効率よく勉強できるように!
ものすごく難しい事ですし、面倒くさい事ですし、時間もものすごくかかります!
しかしそれがしっかり出来るようになってくれば、何をする時でも効率よく覚えることが出来るようになるはずです!
創意工夫!頑張りましょう!!